構造と痛みは別問題 [最重要]
頭痛・腰痛・関節痛などの痛みは、骨の変形やヘルニアなど、
構造の異常(による神経の圧迫)が原因などではなく、
筋肉の機能異常が原因です。
病気などを除くと、ほとんどは筋肉が固く縮んでいることが原因です。
筋筋膜性疼痛(筋痛症)
ある筋肉が固く縮んでいると、体を動かしたときに縮んだ筋肉が原因で
関節の動きが悪くなり、ときに別の筋肉に無理な負担がかかります。
その無理な負担のかかった筋肉が損傷したり、過緊張を起こすことで、
発痛物質が産生され、痛みを感じるのです。
この筋肉が固く縮んだまま伸びにくくなっている状態を、
筋肉の拘縮(こうしゅく)(持続性収縮)
と呼んでいます。
痛みの発生する順序
以上をまとめますと、
- 何らかの負担により、ある筋肉が拘縮する
- 拘縮した筋肉を伸ばそうとする動きをする
- 拘縮した筋肉は簡単に伸びないので別の筋肉に負担がかかる
- 負担のかかった筋肉が損傷・過緊張を起こし痛みが出る
ということになります。
ですので、痛みを感じている部位と、痛みの原因は別のところにある
ことが多いのです。