2018/04/18

スポーツ障害はなぜ起きるのか?

 

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自然整体院エイド・ステーション院長。
ミオンパシー上級コース修了。
整体施術の仕事が楽しくて仕方がない人。症状が重い患者さんほどやりがいを感じて燃える超理論派。身体が良くなって喜ぶ患者さんの姿を見るのが、何ものにも代えがたい幸せ。生き方はシンプルがモットー。趣味はトライアスロンと写真を撮ること。座右の銘「人事を尽くして天命を待つ」
注)ここでとりあげるスポーツ障害とは、転倒などによる突発的な外傷(骨折、脱臼、捻挫、打撲、肉離れなど)、いわゆるスポーツ外傷は除外します。また、半月板や靭帯の損傷など(他には棚障害や関節ねずみ)といった、筋骨格における構造上の損傷(器質的障害とも呼ばれる)も除外します。

スポーツを楽しんでいると、いろんな痛みに遭遇します。

腰が痛くなったり、膝が痛くなったり、肩や首、背中なども痛くなったりします。

「運動をすると、なぜ自分の身体は痛くなるのだろう?」とお考えになったことはありますよね?

この疑問については、以下に述べるたった一つの真実を理解すれば、スポーツ時の痛みにおける多くの疑問が解決します。

それは、

「筋肉が過度の損傷を受けると、その筋肉は固く縮んだ状態でロックする」

という真実です。

多くのスポーツ障害は、筋肉が固く縮んでロック(拘縮)することにより発症します。

それでは筋肉が損傷を受けて拘縮し、痛みが発生するまでのメカニズムを追って説明していきましょう。

筋損傷の発生

スポーツは筋肉を活動させることによって成り立ちます。

しかし、筋肉を過度に伸ばしたり、縮めたり、負荷をかけたりすることを長引かせた場合、筋線維に微小な損傷を生じさせます。

  • 繰り返し動作:繰り返し負荷のかかる動作をした場合。
  • 急激な動き:スポーツ外傷(不自然なねじれなど)、突然の転倒や、交通事故に遭った場合など。
  • ストレスのかかる体位:姿勢の悪さや、骨格の歪み、長時間にわたる不自然な姿勢など。

スポーツは特定の動作を繰り返すことが多く、接触や転倒などにより不意に大きな動きを強いられることもあるため、きわめて筋肉が損傷しやすい行為と言えます。

持続的筋収縮

そして筋肉が損傷を起こすと、自分で筋肉を動かそうとしなくても、筋肉は縮んだままの状態を継続します。

激しい運動を比較的長い時間おこなった後に、身体(筋肉)が固くなったと感じたことは、多くの方が経験していると思います。

その筋損傷が自己治癒力により修復可能な程度の損傷であれば、その筋肉が縮んだままの状態は一時的なものに終わり回復に向かいますが、自己治癒力では回復しきれないほどの重度な損傷を受けた場合は、筋肉が固く縮んだ状態でロックしてしまいます。

このように筋肉が持続的に収縮した状態を、「筋肉が拘縮している」と言います。

また、忘れてはならないのは、筋肉の拘縮は運動によってのみ起こるわけではないということです。

運動をしていない人が筋性腰痛に見舞われるように、普通に生活しているだけでも筋肉は拘縮します

これを老化(経年劣化)と見るか、生活習慣の結果と見るか、どちらでも良いのですが、歯を磨かないと虫歯になると同じように、筋肉も放ったらかしだと拘縮するのです。

ですので、大人になってからスポーツを始めた(再開した)という方は、その時点で一定の筋拘縮が起きていて、それがスポーツ障害を引き起こす潜在的要因であることを知っていただきたいのです

血流の阻害と老廃物蓄積

筋肉が持続的に収縮(拘縮)すると、当然エネルギーが必要となりますので、代謝に対する要求が高まります。

しかし拘縮した筋肉は、そこにある毛細血管も圧迫された状態にあるので、血液が充分に送れなくなり、酸素を供給することが困難になります。酸素を供給できない、すなわち筋活動に必要なエネルギーを供給することができなくなるのです。
※筋が最大時の30〜50%収縮すれば循環障害に陥ると言われています。

筋肉が拘縮して血流が阻害される時、筋肉にエネルギーを送れなくなると同時に、代謝老廃物がどんどん蓄積されていきます

発痛物質の出現

血流不足による、激しい局所的な酸素不足や組織のエネルギー危機が起こると、筋肉がその危機的状況を脳に知らせるために、ブラジキニンプロスタグランジン、セロトニンなどといった発痛物質が血管から放出されます。

それをポリモーダル侵害受容器という痛みのセンサーを介して、痛みの電気信号が脳に送られて痛みを感じるのです。

これが、正しい生理学から導いたスポーツ障害における痛みの正体です。
【運動】→【筋損傷】→【筋拘縮】→【血流阻害・老廃物蓄積】→【エネルギー危機】→【発痛物質の産生】→【痛みの感知】

ここまでのサイクルを理解していただけたでしょうか?

このように、筋肉の損傷が原因となる痛みのことを、

  • 筋筋膜トリガーポイント症候群
  • 筋筋膜性疼痛症候群(=部分的筋痛症)

などと呼ばれます。

これらをまとめて単に「筋痛症」と呼ぶこともあります。

故障の多くは慢性筋痛症

スポーツ障害の多くは、それ以前に問題のあった筋肉が重ねて損傷を受けた結果であると言われています。

そうであるならば、スポーツ障害は突発的な急性痛と考えるよりむしろ、継続的に痛みが続く慢性痛と考えるのが理にかなっています

筋痛症なので、その時の心や身体の調子によって良くなったり悪くなったりします

いわゆるランナー膝(腸脛靭帯炎、オスグットシュラッター病、鵞足炎)、シンスプリント、アキレス腱炎、足底筋膜炎なども、すべて慢性の筋痛症です。

スポーツ障害のほとんどが慢性の筋痛症であるなら、治療法もおのずと慢性痛に対する治療を行わなければならないことになります。

アイシングのような突発的な急性痛への対処法は、疑問視した方が合理的だと思います。

原因は痛む箇所のみにあらず

筋肉が拘縮すると、その筋肉そのものが痛むことはもちろんですが、そこから離れた箇所にも関連痛が現れることがあります。

また、筋肉が拘縮すると筋肉が短くなりますので、身体の歪みを生じさせるとともに、痛みをかばおうとする動作とあいまって、ますます筋肉の柔軟性が失われます。

すると関節の正常な動きができなくなり、拘縮した筋肉ばかりでなく、その近隣の筋肉にも負担がかかり、ますます損傷箇所が大きくなっていきます。

筋肉のロックの解除

以上のように、スポーツ障害の原因が「筋肉のロック(拘縮)」が原因とするならば、「筋肉のロック(拘縮)」を解除してやれば治ると考えるのが妥当です。

ただし筋肉の拘縮にも弱い拘縮から強い拘縮まで段階があり、スポーツ選手が「痛いな、故障かな?」と気づいたときには、かなり拘縮の程度が強くなっています。

こうなると、無理なストレッチや痛みを伴うマッサージでは良くなりません。

むしろやり方を間違えると拘縮がさらに酷くなり、痛みが増す可能性すら高まります。

慢性的な筋痛症の改善には、拘縮した筋肉をゆるめて正常な筋肉の状態に戻すことが最も効果的です。

治療法には、物理療法、トリガーポイント療法、筋筋膜ストレッチなどいろいろありますが、当院では「ミオンパシー」という整体テクニックを使って、痛みの原因となる拘縮した筋肉を次々とゆるめていき、スポーツ障害の痛みを改善していきます。

ミオンパシー」は、上記トリガーポイント療法のうち、「緊張ー対抗緊張法 (strain-counterstrain technique)」「筋エネルギー法 (muscle energy technique)」を応用した、痛みを伴わないソフトな施術法です。

スポーツ筋痛症の改善にかかる期間については、その方の筋肉の拘縮度合いや自己治癒力によって様々ですが、日常的に運動をしているスポーツ選手の場合、筋肉がよく発達していて血液の巡りも良く基本的に治る力が強いので、痛みの消失にはそれほど期間を要しない事が通常です。

もし現時点でスポーツ筋痛症に悩まされていて、二ヶ月も三ヶ月も治療に通っていながら痛みが消えないのであれば、一度エイド・ステーションの施術を受けてみてください。

予防にまさる治療なし

以上は、すでにスポーツ障害を起こしてしまった場合を前提にお話しましたが、「ミオンパシー」はスポーツ障害の予防にも絶大な効果をもたらします。

定期的にエイド・ステーションの施術を受けることによって、常に筋肉をフレッシュな状態に保つことができ、筋肉痛の軽減や、スポーツ障害の発生のリスクを減らすことにつながります。

<スポーツ筋痛症の例>
野球肩(三角筋炎、腱板炎)、水泳肩、テニス肩、ゴルフ肩、バレーボール肩、バドミントン肩、投擲肩、上腕二頭筋長頭腱炎、野球肘、テニス肘、ゴルフ肘、水泳肘、岩登り肘、バドミントン肘、卓球肘、投擲肘、腱鞘炎、腰椎分離症、腰椎すべり症、椎間板ヘルニア、梨状筋症候群、筋筋膜性腰痛、卓球腰、サーフィン腰、スノーボード腰、サイクリング腰、スキー腰、肉離れ、ランナー膝(オスグットシュラッター病、腸脛靭帯炎、鵞足炎)、ジャンパー膝、サッカー膝、平泳ぎ膝、バレーボール膝、バスケットボール膝、テニス膝、ウォーキング膝、サーフィン膝、スノーボード膝、卓球膝、スキー膝、シンスプリント、アキレス腱炎、足底筋膜炎など。

 

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自然整体院エイド・ステーション院長。
ミオンパシー上級コース修了。
整体施術の仕事が楽しくて仕方がない人。症状が重い患者さんほどやりがいを感じて燃える超理論派。身体が良くなって喜ぶ患者さんの姿を見るのが、何ものにも代えがたい幸せ。生き方はシンプルがモットー。趣味はトライアスロンと写真を撮ること。座右の銘「人事を尽くして天命を待つ」