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筋性腰痛に湿布や痛み止めの薬は害になる

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[voicel icon="https://aidstation.net/wp-content/uploads/2018/03/DSC_1994.jpg" name="エイド院長"]湿布や痛み止めの薬では腰痛は治りませんよ。ニッコリ[/voicel]

腰痛に対して 湿布や痛み止めの薬を使うと、治りを遅くすることがあります。

湿布や痛み止めの薬などの効能は、

  • 炎症を鎮める。
  • 痛みの原因物質プロスタグランジンの発生を抑える。
  • 脳や脊髄の疼痛中枢に作用して、痛みを少なくしたり、無くしたりする。

などというものです。

これが何故、腰痛を治せないのでしょう?

それは、腰痛に対して湿布や痛み止めでは対症療法に過ぎず、「根本解決」にならないからです。

それではなぜそう言えるのかというと、湿布や薬は症状を抑えるためのものであって、治すのは皆さんの身体自身(自然治癒力)だからです。

腰痛の場合に自然治癒力を効果的に発揮させるためには、

なぜ腰痛になるのか?

ということを知らなければなりません。

 

ほとんどの腰痛の原因はコレ

医学書には腰痛の原因として、

  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 腰部変形性脊椎症
  • 脊椎分離症
  • 脊椎すべり症
  • 内科系の病気
  • 腰部脊柱管狭窄症
  • 骨粗鬆症による圧迫
  • 骨折
  • [keikou]筋性腰痛症[/keikou]

などがあるとされていますが、

実は、腰痛患者さんのほとんどは、最後の「筋性腰痛症」です

筋性腰痛症は、筋筋膜性腰痛症とも言われます。

この筋性腰痛症(筋筋膜性腰痛)以外の、上記したような腰痛に湿布や痛み止めを使って治そうとする人はいないと思いますが、整形外科などに行かれて、

「骨には異常ないですね、病気も特に無さそうだし」

と医師に言われたら、筋性腰痛だと思ってほぼ間違いないでしょう。

そして湿布や痛み止めは、この筋性腰痛症(筋筋膜性腰痛)に対して使われるものです。

 

筋性腰痛の根本原因

ところが、筋性腰痛症(筋筋膜性腰痛)の表面上の原因は、炎症やプロスタグランジンの発生かもしれませんが、「根本原因」は炎症やプロスタグランジンの発生ではないのです。

当院で行う整体の見方からすると、筋性腰痛症(筋筋膜性腰痛)の根本原因は、

[keikou]筋肉の拘縮と、それにともなう関節の可動不全[/keikou] です。

これらを解決しないと、筋性腰痛症(筋筋膜性腰痛)は本当の意味での改善はしません。

ですから、症状をいくら抑えても本当の原因が解消されない限り、腰痛は改善されないということになります。

例えて言うなら、赤信号が青に変わってないのに、信号機に目隠しをしただけで渡ろうとするようなものです。

湿布や痛み止めの薬の作用

百歩譲って、湿布や痛み止めはギックリ腰などの炎症を伴う急性の腰痛には、痛みを和らげるという効能があるかもしれません。

しかし、それも内容成分の「[keikou]血管を収縮させて、炎症物質が流れ出すのを抑える[/keikou]」という作用によるものです。

つまり、炎症物質がドバーッと大量に流れ出ると痛みがひどいので、血管を縮めて流れ出る量を少なくし、ジワジワっとした痛みにしましょう、ということです。

ですから、「腰痛を治す」という意味からはかなりかけ離れている事になります。

痛みを消失させる事と治療を施すことは、まったく別物だと肝に銘じて欲しいものです。

ですから、私はギックリ腰の方には「よほどヒドくて寝られないほどの痛みでなければ、何もしないで安静にしてて下さい。炎症の痛みである『ギクッとかズキン』という痛みがある程度治まったら施術しましょう。」とお伝えすることにしています。

急性の腰痛についてすら湿布や痛み止めの薬の使用について懐疑的なのですから、ましてや慢性の筋性腰痛症(筋筋膜性腰痛)に関しては言うまでもありませんね。

 

本当はコワイ湿布や痛み止め

って、どっかのテレビ番組みたいな見出しですが(笑)

湿布や痛み止めに頼る患者さんが後を絶たないので、ここでハッキリと述べさせていただきますね。

先に述べました湿布や痛み止め薬の「血管を収縮」させるというのは[keikou]交感神経の興奮作用[/keikou]なので、筋性腰痛症(筋筋膜性腰痛)に対して湿布や痛み止めを継続して使い続けると、

[aside type="orange"]「慢性的な交感神経の興奮状態」[/aside]

を作り出す恐れがあります。

慢性的な交感神経の興奮状態は、腰痛以外の新たな痛みや病気を引き起こす可能性を持っていますので、もし使うにしても長期間に渡って使い続けることは避けられたほうが良いと思います。

また最近ではこんな記事も見られました。

「痛み止め」は極めて危険、死の恐れも…心筋梗塞や脳卒中、腎不全のリスク増大

(引用はじめ)「マラソンの前に痛み止めを飲むのは危険!」

マラソンが大ブームですが、ここでも痛み止めの使用が問題になっています。13年のBMJ Open誌に掲載された論文によると、ドイツで行われたマラソン大会において、アンケートに回答した参加者のほぼ半数が、マラソンの前に痛み止めを使用していた、と報告されています。

 これは痛み止めを使用することにより、マラソン中の筋肉痛やこむら返りが予防できる、という考えによっているようです。しかし、このような安易な痛み止めの使用に、健康上の問題はないのでしょうか?

 上記文献の解析では、[keikou]痛み止めの使用により血尿や動悸などの症状が飲まない場合の数倍(多いものは10倍)多く認められています。こむら返りは確かに予防されているのですが、筋肉痛の予防効果は認められませんでした[/keikou]。

マラソンのような運動時には脱水状態になりますから、[keikou]腎機能が低下する危険性も高まります[/keikou]。健康な人でももちろん危険はあるのですが、特に心臓や糖尿病など持病をお持ちの方は、くれぐれもマラソンの前に痛み止めは飲まないようにしてください。(引用おわり)

「生活習慣病の8割くらいは、慢性的な交感神経の興奮状態が原因である」と言われています。

交感神経の慢性的な興奮状態を作り出す原因に、筋肉のロック(拘縮)があります。

筋肉がロック(拘縮)しているから、交感神経の興奮状態をますます継続させます。

筋肉のロックは、筋肉や関節に無理な力がかかったときに起こります。

その場合、しかるべき方法でその筋肉のロックを解除してあげる必要があります。

筋肉のロックを解除して腰痛改善

ロックした筋肉は、自然に元の状態に戻ることはなく、時には数十年も縮んだままということもあります。

筋肉のロックは、揉んだり、叩いたり、温めたり、引っ張ったりしても解除されません。

ですから、一般的に行われる方法では腰痛はなかなか改善できないのです。

もちろん、湿布や痛み止めの薬では決して解除されません。

むしろ、患部の血流を悪化させることで、ロックを固定させてしまう可能性が高いと考えられます。

このページを読まれているあなたが腰痛に悩まれていて、
「早く良くなりたい」「腰痛から解放されたい!」
と思っていらっしゃるのであれば、薬や湿布に頼らず、一度当院の整体を受けてみてはいかがでしょうか?

「痛くない施術」とお客様に好評の、安心安全で効果的な整体法「ミオンパシー」で、あなたの腰痛の解消をお手伝いいたします。

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